
どうしておねしょをするの?
まずはおねしょの型をチェックしましょう。
おしっこの量は、体重が多くなる分増加します。30キロの体重の子なら200ミリリットル体重45キロなら250ミリリットルの尿量が出ます。自律神経が過敏な子は、昼間もちょくちょくトイレに行き夜は、熟睡するタイプの子が多いためおねしょをしにくい傾向があります。反対に、新学期で緊張する日々を送っている子や行事の予定が立て込んでいる子弟や妹が生まれたばかりの子親に良く叱られている子の中に夜尿症になる子が多いようです。これらの子供の多くが、雷がなっても地震が来ても深夜に隣の家に救急車や消防車がきても目が覚めないようなタイプ。熟睡しているというより心身の疲れが解消されず起きれないと解釈した方が良さそうです。
同じオネショでも5歳から8歳の小学校低学年以下の子のおねしょと9歳から12歳のおねしょと13歳以降のおねしょは、重症度が異なります。当然年齢が高いほど重症の夜尿症といえます。さらに尿の量が少量(パンツが湿る程度)パジャマまでぬらすこ子一晩に2回以上おねしょをしておねしょシーツに世界地図状態の子でも軽いか重いかの判断ができます。夜尿の頻度は、週に数回なら軽い方毎晩1回は、オネショをする子毎晩2回以上する子は重症。季節によって夜尿症がひどくなるのか季節を問わず1年中症状が続くのか?一般的には、混合型のオネショの方が治りにくいと考えられています。
多尿型の場合、デスモプレシン点鼻液がよくききますが薬を止めるとオネショを再びするようになります。いきなり薬を止めるのではなく継続して使い続けることが大切でいずれ薬を止めたいとお考えなら1日おきにするなど調整していくことが大切です。また早く効き目を実感したいからと薬の量を増やしても効果は同じです。デスモプレシン点鼻液は、1年で50%2年で70%の人に効果があらわれます。
抗利尿ホルモン薬 (点鼻薬 )抗コリン薬三環系抗うつ薬(内服薬)
小学校入学後おねしょをしてしまう児童(夜尿症の児童)の割合は、10%。両親に叱責され自信をなくす子も多いものです。夜尿症の治療法は、大きく分けて3つあります。
- 点鼻薬・・抗利尿ホルモン薬(尿を濃くして尿量を少なくする作用を持つ薬剤で点鼻して鼻の粘膜から吸収させます。)
- 内服薬・・抗コリン薬(尿を多く膀胱にためられるように膀胱機能を安定させる薬でがまん尿量を増大させます)
- 三環系抗うつ薬(内服薬)・・(鬱的な状態を明るくする薬抗利尿ホルモンの分泌を促す作用と抗コリン作用があります)
夜尿症のタイプによっては、上記の薬を単独あるいは組み合わせることがありますが身長や体重年齢使用期間に応じて医師の処方に従います。
おねしょ外来 夜尿症の検査
おねしょ外来 夜尿症の検査には、入院の必要はありません。医師による診断検査と自宅で検査後 再受診します。自宅では、数回我慢尿の尿量(思い切り出たおしっこの量が)何CCか測定し記録することと来院日の朝とったおしっこを容器に入れて持っていくこと を指示されます。当日は超音波の検査もするのでおしっこがたまった状態でそのまま検査してもらうことが多いようです。
オネショ外来に行くタイミングですが年齢おねしょの回数・・(一晩に数回おねしょをするなど)頻度などで診断を受けた方が早く解決する場合があります。親も子も引け目に感じていたり態度に出さなくてもおねしょがなおらないことで傷ついている子はいっぱいいます。専門医が、「大丈夫だよ絶対に治るからね」と声をかけただけで親子共に気持ちがらくになりオネショが治ったケースもあります。
オネショ外来が近くにない場合、家庭では、生活改善を中心に行います。夕方以降の水分摂取をひかえること果物も控えます。夜寝るときは、お腹と腰にかけて冷やさないようにショートパンツパジャマの重ね着をするようにします。腰やお腹が冷えると抗利尿ホルモンの分泌が低下し尿量が増えてしまいます。オネショ日記をつけるようにする。日常生活でおしっこを精一杯我慢するようにします。
デスモプレシン点鼻液で効果があらわれない場合
夜尿症の型によっては処方された薬に効果が期待できないことがあります。
気の小さい子神経質な子混合型の夜尿症の場合抗うつ剤で夜尿症が治ることがあります。
子どものタイプによって膀胱の収縮をおさえる薬プロピベリン(バップフォー)が効くことがあれば頻尿や尿失禁の治療に使うオキシブチニン(ポラキス)が合う場合あります。処方された薬は、飲み忘れないように継続してとるようにし服用した状態を再度医師に相談されるとよいですね。